自衛隊イラク派遣(じえいたいイラクはけん)は、イラク戦争初期の2003年(平成15年)12月から2009年(平成21年)2月まで行なわれていた、日本の自衛隊のイラクへの派遣行為の総称である。その目的は、イラクの国家再建を支援するためとされている。
2012年9月27日木曜日
部隊の単位
- 方面隊:方面総監は陸将(指定職5号)。方面総監部、2~4個の師団または旅団、およびその他の直轄部隊からなる。
- 中央即応集団:中央即応集団司令官は陸将(指定職3号)。中央即応集団司令部及び空挺団、ヘリコプター団、中央即応連隊、特殊作戦群その他防衛大臣の定める部隊からなる。
- 師団:師団長は陸将(指定職2号または1号)。師団司令部、普通科連隊、戦車連隊(大隊)、特科連隊(特科隊)、後方支援連隊などからなる。
- 旅団:旅団長は陸将補(一)。構成は師団に準じており、旅団司令部、普通科連隊、後方支援隊などからなる。[8]
- 団:団長は陸将補(二)または1等陸佐(一)。団本部及び数個の連隊、群、大隊又は隊等からなる。方面混成団、特科団、高射特科団、施設団、通信団、富士教導団及び開発実験団がある。
- 連隊:連隊長は1等陸佐(二)。連隊本部および数個の大隊または中隊からなる。
- 群:群長は1等陸佐(二若しくは三)。群本部および数個の大隊または中隊からなる。
- 大隊:大隊長は2等陸佐(大隊規模の部隊が複数駐屯する駐屯地の駐屯地司令を兼務する場合等に限り1佐(三)が充てられる)。大隊本部および数個の中隊からなる。
- 中隊:中隊長は3等陸佐または1等陸尉。中隊本部および数個の小隊からなる。
- 小隊:小隊長は1等陸尉から3等陸尉。小隊本部および数個の分隊または班からなる。
- 班:班長は2等陸曹または3等陸曹。数個の組からなる。10名程度で構成される。
- 分隊:分隊長は2等陸曹または3等陸曹。数個の組または4~8名程度の分隊員からなる。
- 組:組長は3等陸曹、陸士長または1等陸士。2~4名程度の組員からなる。
- 隊:規模は様々であり、連隊よりも大規模だが団とするには小規模なもの(西部方面特科隊や北部方面施設隊)や連隊が縮小されて成立したもの(第1特科隊など)から中隊相当のものなど、多岐に亙っている。基本的には、師団・旅団内に置かれている隊(偵察隊、特科隊、航空隊、後方支援隊、化学防護隊及び音楽隊。但し司令部付隊及び後方支援連隊又は後方支援隊隷下の隊は冠称番号がない。)は師団又は旅団の番号を冠称している。他方、独立部隊の場合、部隊番号が1・2桁のものは連隊相当、100番台のものは大隊相当、300番台のものは中隊相当とされる。また「○○方面○○隊」のような命名もある。
- (コア部隊):基幹要員は常備自衛官で構成され、主力は訓練や災害派遣または防衛出動等で招集される即応予備自衛官からなる。
機関
機関とは学校や病院等の部隊を維持運営するための業務を担う組織である。 陸上自衛隊では、職種別の学校や地域別の補給処等が置かれている。
- 陸上自衛隊幹部学校 - (目黒区:目黒駐屯地)
- 陸上自衛隊幹部候補生学校 - (久留米市:前川原駐屯地)
- 陸上自衛隊富士学校 - (駿東郡小山町:富士駐屯地)
- 陸上自衛隊高射学校 - (千葉市若葉区:下志津駐屯地)
- 陸上自衛隊航空学校 - (伊勢市:明野駐屯地)
- 陸上自衛隊施設学校 - (ひたちなか市:勝田駐屯地)
- 陸上自衛隊通信学校 - (横須賀市:久里浜駐屯地)
- 陸上自衛隊武器学校 - (稲敷郡阿見町:土浦駐屯地)
- 陸上自衛隊需品学校 - (松戸市:松戸駐屯地)
- 陸上自衛隊輸送学校 - (練馬区:朝霞駐屯地)
- 陸上自衛隊小平学校 - (小平市:小平駐屯地)
- 陸上自衛隊衛生学校 - (世田谷区:三宿駐屯地)
- 陸上自衛隊化学学校 - (さいたま市北区:大宮駐屯地)
- 陸上自衛隊高等工科学校 - (横須賀市:武山駐屯地)
- 陸上自衛隊研究本部 - (練馬区:朝霞駐屯地)
- 陸上自衛隊補給統制本部 - (北区:十条駐屯地)
正しくは学校及び研究本部、補給統制本部が防衛大臣直轄機関、補給処は方面直轄の機関である。(補給処が補給統制本部の統制に従うのは業務上の統制である。自衛隊法第26条第5項に明記)
以下は三自衛隊共同の機関である。
- 自衛隊体育学校 - (練馬区:朝霞駐屯地)
- 自衛隊中央病院・自衛隊病院(自衛隊札幌病院・自衛隊仙台病院・自衛隊富士病院・自衛隊阪神病院・自衛隊福岡病院・自衛隊熊本病院・自衛隊別府病院は陸上幕僚長の指揮監督を受ける病院である。)
- 自衛隊地方協力本部
部隊の編制と機関
主要部隊
部隊とは、十分な兵器を装備し、戦闘に従事するかまたはそれを支援する能力を有する組織をさし、戦略単位として方面隊、作戦単位として師団・旅団、戦術単位として群・連隊・隊・大隊といった部隊編制を有する。これらの部隊は、それぞれに警備担任区域を有しており、平時の防衛警備を担任する。また、特定の警備担任区域をもたない機動運用部隊として中央即応集団が置かれている。陸上自衛隊の有する戦略単位・作戦単位は下記のとおりである。
- 中央即応集団(練馬区:朝霞駐屯地)
- 防衛大臣直轄部隊
- 通信団(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 中央情報隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊警務隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊中央会計隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊中央輸送業務隊(横浜市:横浜駐屯地)
- 陸上自衛隊中央業務支援隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊中央管制気象隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊会計監査隊(新宿区:市ヶ谷駐屯地)
- 陸上自衛隊中央音楽隊(練馬区:朝霞駐屯地)
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